美容師全体の転職率は他の業種と比べても非常に高い数字です。
ただ
美容師という業種で転職が複雑になるのがスタイリスト、アシスタントという枠組みです。
役職とは違うの?
ざっくり例えると、スタイリスト=一人前、アシスタント=見習いって感じかな。
アシスタントの離職率は3年以内で56%とかなり高い数値になります。
その上でアシスタントが転職をする理由とアシスタント側として考えなければいけないことを解説していきます。
1.アシスタントが転職する理由
キャリアの成長
より高度なスキルや専門知識を身につけたいという欲求があるため、他の美容室で新しい経験を追求する場合があります。
環境や文化の不一致
現在の美容室の雰囲気や働き方が自分に合わないと感じる場合、別の美容室で働くか異業種への転職を考える場合があります。
給与や福利厚生の向上
給与や福利厚生面での向上を求めることがあり、転職によって収入や待遇を改善しようとするケースもあります。
普通の会社員の人が転職を考える理由とあまり変わらなくない?
美容師は国家資格な分、転職に関しては他の会社員よりラフに考えているよ。
2.アシスタントも将来を考えて転職しよう
先を見据えて転職することは良いことですが、目先のことが嫌で転職する方は同じことを繰り返してしまうでしょう。
ただ
無理して我慢する必要もないです。
じゃあ、将来を考えての転職ってどういうこと?
自分の目標などが今の環境で「実現可能か」を深く考えるべきってことだね!
例えを2つ紹介します
独立を考えている場合
・有名美容室
有名な美容室で働くことで、高い技術を学び、一流の顧客層に接することができます。
ブランドイメージやノウハウを吸収しながら、自身のスキルと信頼性を高めることができます。
貢献度が高ければ、フランチャイズなどでの独立チャンスがあります。
・独立支援美容室
独立を目指す美容師向けに独立支援プログラムを提供しているサロンもあります。
経営やマーケティングに関するサポートを受けつつ、自身のブランドを築くための経験を積むことができます。
独立するのは誰でもできるけど、成功するためにはノウハウを知っておくべきです。
美容師として目標がない場合
美容師は目標がないと世間で言うところの「低収入、長時間労働」の典型的パターンに陥ります。
その場合、はっきりお伝えすると
早く異業種に転職したほうが良いです。
以前の投稿の冒頭でもお伝えしましたが
国家資格を取ったのにもったいない→目標もないまま続ける時間のほうがもったいない。
他の仕事ができるか不安→早ければ早いほど、適応するのに時間がかからない。
ということが判断できると思います。
3.アシスタントが異業種に転職して必要なスキル
絶対に必要な3つを紹介いたします。
・コミュニケーション能力
他の業種でもお客様や同僚と円滑にコミュニケーションを取る必要があります。
・タイムマネジメント
効率的にタスクを進めるスキルが重要です。
他業種でもスケジュールを守りながら仕事をこなすことが求められます。
・基本的なコンピュータスキル
パソコンやスマートフォンの基本操作が必要です。
これは多くの業種で必須となっています。
上記以外で強みがあればさらに転職は有利になりますよ!
以前の投稿を参照
4.最後に
私は美容師は素晴らしい仕事だと思っています。
しかし、それ以上に美容師をつらい思いをしてまで、続けてほしくないという気持ちのほうが強いです。
アシスタントの時は判断が難しい岐路がたくさんあります。
スキルを身につけながら、転職したいならこちら。
でも、アシスタントの時こそ可能性が無限にあることを忘れないでくださいね!
個人のご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。