美容室の廃業率は3年以内で90%といわれています。
東京商工会のデータでは2019年の廃業率が過去30年間で最多となりました。
廃業(閉店)してるお店は多いけど、開業(出店)してるお店も多いから、毎年微増はしています。
そんな中でも廃業してしまうお店と生き残るお店には、一定のセオリーがあることをご存知ですか?
まず、廃業してしまうお店のパターンを説明いたします。
1.廃業してしまう根本的理由
・集客不足
十分なお客様が来ないまま集客が難しくなり、売上が減少してしまうケース。
・経営難
経営や財務面でのトラブルや誤った経営判断が重なり、経営状態が悪化することがあります。
・競争激化
近隣に新しい美容室やサロンが次々とオープンし、競争が激化してしまい、差別化が難しくなる場合もあります。
・スタッフ不足
優秀なスタッフが確保できず、サービスの質が低下するため、お客様の離れが進むことがあります。
・地域の変化
周辺の商業環境や人口構成の変化により、需要が減少する場合があります。
どこの業界でもありそうな理由だね。
残念ながら、「知っている」ことと「理解している」ことは全然違うんだよ。
2.廃業を避けるための取り組み
・顧客サービスの向上
良い接客とカスタマーサービスはリピーターを増やすために重要です。個別のニーズに合った提案、予約の柔軟さなどを提供しましょう。
・新しいサービスの導入
新しいサービスを導入することで、既存のお客様に新しい体験を提供し、興味を引くことができます。
・セールやプロモーションの実施
定期的なセールや特別プロモーションを行うことで、新規顧客の獲得や既存顧客のリピート率向上が期待できます。
・顧客の声に耳を傾ける
顧客のフィードバックを収集し、それに基づいて改善点を見つけて実行することで、顧客満足度を向上させることができます。
こういう当たり前のことを継続してできるようになれば、お店としてのクオリティが常に上がり続けます!
3.独立する美容師に経営の勉強は必須
はっきりお伝えすると、だいたい廃業してしまうお店は経営プランが甘いです。
ご相談いただくオーナー様のお話を聞いて、80%前後の方が初期の経営見通しが甘過ぎます…
これだけは独立する前に、絶対に勉強するべき内容は下記になります。
・スタッフマネジメント
従業員のスケジュール調整やトレーニング、モチベーション管理が求められます。
・マーケティング知識
集客や顧客獲得のための戦略立案やオンラインプレゼンスの構築が不可欠です。
・経営戦略
収益性向上や事業拡大のための計画策定や予算管理が重要です。
独立するなら当たり前にこれはできるでしょう?
さっき言ったけど、「知っている」と「理解している」は違うからね!
さらに以前の投稿も参照
4.最後に
集客、リピート率、客単価など営業面だけでも考えることは膨大になります。
どうしたらいいか分からない。
そんな時はプロに頼るのも一つの手段です。
第三者からの目線があったほうが、客観的な判断もできますよ。
さらに、成功するためのモデルケースを。
開業前からのご相談でしたら、できることの幅はかなり広いです。
もちろん、開業後のほうが問題は出てくると思いますので、お気軽にご相談ください。